ワインを学ぶ

ヨーロッパと異なるカリフォルニアのワイン造り

ヨーロッパのワイン造りは、ぶどう栽培とワイン醸造をどちらも同一人物が行い、分かち難く結び付いているのが一般的です。しかしカリフォルニアでは、ぶどう栽培とワイン醸造は分業が成立しており、統計的にもワイナリーの数よりもぶどう栽培者(栽培農家)の方がカルフォルニアのどの生産地に於いてもはるかに多くなっています。 

近年はワイン醸造を生業としていたワイナリーが自社の畑も持ち、ぶどう栽培と醸造の両方を行うことも多くなってきてはいますが、それでも自社畑のぶどうのみでワインを造るワイナリーは少なく、多くは自社畑を持っていても他の栽培農家からぶどうを買い入れて醸造し、ワインのラインナップを揃えているのが一般的です。 

栽培農家とワイナリーの関係は、時には競争相手であることもありますが、密接な協力関係であることもカリフォルニアの特徴で、醸造家が好む風味を持つぶどうを育てるため、双方が揃って栽培法や新技術の打ち合わせをするなど研究活動も頻繁に行われています。カリフォルニアでは栽培農家とワイナリーが協力し合い、時にはライバルとなり切磋琢磨しながら、より美味しいワインを世界に送り出しています。 

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